保険料、税金の計算が難しい②
セミリタイア後は自分で保険料や税金の計算をしなければなりません
会社員は全て人事部が計算して、納付までしてくれます
セミリタイアを目指す立場としては、アバウトに生活費は計算していますが、保険料や税金を詳細に確認してギャップを埋めたいと考えています
前回に引き続き健康保険料や税金の計算をしていきたいと思います
【前提条件】
健康保険料や税金を計算するにあたり、下記の前提を立てました
年齢 私、妻共に同い年とします。
50-59歳 私、妻共に年75万円づつのアルバイト収入がある
60-69歳 夫婦二人とも無収入。年金も繰下げ
70歳以降 私、妻共に年金の繰下げ受給開始。私208万円/年、妻92万円/年を受給
住居 東京都台東区に一生涯住む事とします
その他 投資で得たお金は特定口座のため本試算より除外
【健康保険料】
<50-59歳>
台東区の健康保険料の計算は下記の通りです
(所得割)
所得ですが、私、妻共に年75万円づつのアルバイト収入がある予定です
しかし、表で示された「所得額」は「アルバイト収入-給与所得控除」後の所得となります
令和2年時点では給与所得控除は55万円となっておりますので
アルバイト代75万円-給与所得控除55万円=健康保険の算定所得20万円
妻も同様に健康保険の算定所得は20万円
この健康保険の算定所得20万円より、基礎控除として33万円を控除すると「0」となりますので、所得割での保険料は「0円」となります
(均等割り)
均等割りは所得に関係なく発生します
通常で考えれば68,400円×2名分で136,800円の支払いです
台東区(多くの市区町村)では低所得者に向けて軽減措置が導入されています
所得ですが、私、妻共に年75万円づつのアルバイト収入がある予定です
軽減措置の所得は世帯合計ですので、2名で150万円が前提となります
軽減措置で示される「所得」は「給与所得控除」を差し引いた額となります
我が家であれば、150万円-55万円×2名=40万円となり、5割軽減が適用されるはずです
※千代田区のエクセル算定シートを使ったら5割軽減と判定されました
仮に5割軽減が適用された場合、68,400円×2名分×5割(軽減)=68,400円となります
<60-64歳>
60-64歳までの健康保険料は無収入を前提としていますので、所得割は50-59歳と同様に0円
均等割りは7割軽減措置が適用されるはずですので、68,400円×2名分×3割(軽減)=41,000円となります
【50-59歳、60-64歳までの健康保険料】
50-59歳までの健康保険料は年間68,400円で何とか済みそうです
60-64歳までの健康保険料は年間41,000円となる見込みです
私の計画では月2万円程の覚悟していましたので、案外お安く済みそうです