保険料、税金の計算が難しい④
セミリタイア後は自分で保険料や税金の計算をしなければなりません
会社員は全て人事部が計算して、納付までしてくれます
セミリタイアを目指す立場としては、アバウトに生活費は計算していますが、保険料や税金を詳細に確認してギャップを埋めたいと考えています
【前提条件】
健康保険料や税金を計算するにあたり、下記の前提を立てました
年齢 私、妻共に同い年とします。
50-59歳 私、妻共に年75万円づつのアルバイト収入がある
60-69歳 夫婦二人とも無収入。年金も繰下げ
70歳以降 私、妻共に年金の繰下げ受給開始。私208万円/年、妻92万円/年を受給
住居 東京都台東区に一生涯住む事とします
その他 投資で得たお金は特定口座のため本試算より除外
【前回までの健康保険料計算】
50-59歳までの健康保険料は年間68,400円
60-64歳までの健康保険料は年間41,000円
65-70歳までの健康保険料(介護保険料含む)年間75,800円
70-74歳までの健康保険料(介護保険料含む)年間337,100円
【75歳以降】
75歳を超えると、今まで加入していた国民健康保険より離脱し、後期高齢者医療保険制度への加入へと変わります
制度変更に伴い、夫婦二人で年145,600円支払っていた健康保険料の計算も変わります
(後期高齢者医療保険料)
保険料の算定式は以下の通りです
44,100円(均等割り)+所得金額×8.72%(所得割)
ここでの「所得金額」とは「年金収入」-「公的年金控除」-「基礎控除」ですので、私の場合には250万円(年金額)-110万円(公的控除)-33万円(基礎控除)=107万円となります
単純に計算すれば、44,100円+107万円×8.72%=13万7千円が私の保険料
44,100円+0円×8.72%=44,100円が妻の保険料になります
(軽減措置)
後期高齢者医療保険制度にも軽減措置が存在し、世帯の「総所得金額を合計した額」により2割-7割までの軽減措置が用意されています
この「総所得金額」がまた曲者で明確に書いてくれているHPが見当たりません
※言い回しが微妙に異なるため、本当に正しいかが不明
様々なパターンを考えてみましたが、最大でも2割軽減までしか私は対象となりません
ここはリスクバッファーを考えて、満額負担とします
(支払額)
後期高齢者医療保険制度 181,100円
介護保険料 191,500円
合計 372,600円
【まとめ】
50-59歳までの健康保険料は年間68,400円
60-64歳までの健康保険料は年間41,000円
65-69歳までの健康保険料(介護保険料含む)年間75,800円
70-74歳までの健康保険料(介護保険料含む)年間337,100円
75歳以上の保険料 年間372,600円
あらためて見てみると、計算が本当に適切なのかが不安です
50-69歳までは安く済んでいますが、70歳以降の年金受取後からは支払額が跳ね上がっております
夫婦二人で年間360万円の年金受取に対し、おおよそ10%の社会保険料支払いは多すぎると思いますので、本当にこのシミュレーションが適正なのか不安です