リタイア準備(クレジットカード)
50歳でセミリタイアを前提に今しか出来ない事をあらかじめ準備しております
リタイア後には海外旅行を楽しみたいと希望しております
何が起こるかわからない海外旅行
普通に海外旅行保険に加入すると結構な額となりますので
クレジットカードに付帯している海外旅行傷害保険を活用する予定です
【クレジットカード付帯海外旅行保険】
大半のクレジットカードは加入の手続きを必要とせず、カードを所有しているだけで海外旅行保険を自動でサービスしてくれています
海外旅行保険の保険種類は
①障害死亡/後遺障害 ②傷害治療費用 ③疾病治療費用 ④賠償責任 ⑤救援者費用 ⑥携行品損害
となります
注意事項として、持っていれば自動で付帯してくれるクレジットカードもあれば、旅行料金の支払いに利用した場合のみ付帯されるクレジットカードもあります
カード会社によりことなりますので事前の確認が必要となります
【自分で海外旅行保険に加入する場合】
シンガポールに30日間、一人で行った場合
内容にもよりますが1万円~2万円程度となります
【私の持っているクレジットカード】
私の持っているクレジットカードは死亡保険は自分で加入する海外旅行保険より高いものの、治療や個人賠償、救援者費用は低く設定されています
普通に海外旅行に行って、観光して帰ってくるのであれば保有クレジットカードで十分だと思います
しかし、アメリカで盲腸になり手術、入院した場合は一説には4-500万掛かるとも言われていますので、いざと言う時は足りない可能性もあります
また、トレッキングなどに行って遭難したりした場合には、200万円では全然足りません
【クレジットカードを複数枚持って対応】
クレジットカードの海外旅行保険は複数枚持つ事で、それぞれ保証金額を合算してくれる場合が多いです
※クレジットカードの約款等で確認してください
海外旅行保険付きクレジットカードの中には、手数料が掛からないものも多くありますので、複数枚保有をお勧めします
複数のクレジットカードを調べましたが、大部分のクレジッドカードの海外旅行保険保証は同じでしたので、今後使う可能性の多いクレジットカードを申し込めば良いのではないでしょうか
【クレジットカードは無職だと審査に通らない】
クレジットカードを申し込むにあたり、無職だと審査に通る確率は低くなります
私の場合は住宅ローンも無く、クレジットカードでの延滞もありませんので、今、申し込めば高確率で発行してくれると思いますが、会社を辞めた後に申し込んだとしらた資産残高は見てくれませんので、お断りされる可能性があります
【結論】
リタイアまでの1年半で2枚ほどのクレジットカードに申し込もうと考えています
海外旅行に行って、少しリスクのある場所に行く場合には、さすがに海外旅行保険を自身で加入することをお勧め致します
妻への報告
セミリタイアをするにあたり、資産状況や将来プランの策定は重要ですが、家族からの理解は一番重要です
セミリタイアを考えている旨を妻に1ヵ月前に伝えました
【準備段階】
セミリタイアをしたいと妻に伝える前に65歳を前提として「リタイアしたら旅行に行きたい」、「海外で多少は住んでみたい」等々の夢を話しました
また「定年後に必要な生活費」についても話をし、一緒に年老いた時の生活費を計算しました
幸い妻も同じような趣味なので、夢物語として賛同してくれました
セミリタイア計画を伝える3ヶ月前からちょくちょくと撒き餌を撒いて妻のセミリタイアのハードルを下げる 活動を行いました
【プレゼン資料作成】
仕事柄、パワーポイントのプレゼン資料を作る事が多く、妻に伝えるにあたっては「現在の資産状況」、「セミリタイアに必要な費用」、「今後の生活環境」について資料を作成しました
幸い、現時点でも月23万円程度+年1回の海外旅行で生活しているため、セミリタイア後も同等の生活は十分に可能でした
特に効果を発揮したのは妻と一緒に考えた老後の生活費でした
ベンチマーク(アンカーと呼んでます)が有ると、プレゼン資料は作りやすいです
【報告】
今の資産状況であれば、50歳でセミリタイアしたとしても今までと変わらぬ生活費で生きて行ける事、90歳まで生きるとしても十分な資産が有る事をメインにプレゼン資料で伝えました
準備段階でセミリタイア生活を妻なりにイメージしていたのか、「良いのでは」と同意
あっけなくセミリタイアを受け入れてもらいました
【結論】
報告が上手くいったのは準備段階での話し合いが良かったのではないでしょうか?
突然「50歳で辞めます!!」と言われれば、妻も頭の中を整理出来ずに反対したかもしれません
私自身も本当にセミリタイアは大丈夫か今でも不安になるくらいですから
特に「60歳以降の定年後に必要な生活費」を300万円あれば今までと変わらぬ生活が出来ると認識していてくれた事で、現時点での資産でも路頭に迷わないと安心感があったのかもしれません
ご家族の居る方は「定年後の生活」を全員で考え、イメージさせる事が重要ではないでしょうか
生活費(国民年金②)
50歳以降は国民年金を納付する予定としておりますが、「免除」という選択肢も存在します
国民年金を支払って多めの年金を貰うか、国民年金の支払いを免除してもらう代わりに年金を減らされるかどちらがお得なのでしょうか
【支払った場合の年金額】
支払額 16,500円(月額)+400円(付加年金)×12ヵ月×10年=2,028,000円
受給額 146,998円(月額) ※ねんきんネットより試算
【免除してもらった場合の年金額】
支払額 0円
受給額 130,909円(月額) ※ねんきんネットより試算
【支払vs免除】
支払額は当然に免除してもらった方が生涯で200万円程安くなります
受給額は85歳まで生きたと仮定した場合、支払った方が380万円程高くなります
平均寿命まで生きる前提であれば180万円お得となります
私自身は70歳での繰下げ受給を予定していますので、差額は更に広がりそうです
【結論】
ビビリの私は「長生きはリスク」だと考えていますので、出来る限り年金は多く確保しておきたいと思っていますので、年金は免除せずに月々を支払う事としますし、付加年金まで払って、将来の長生きリスクに備えたいと思います
※本記事をご覧の皆様、間違っている部分があればご指摘、コメントお願いします
リタイア準備(メルカリで処分)
50歳でセミリタイアを前提に不要な物を処分しております
単にゴミとして出すのも大変ですし、新しい事への取組として48歳でメルカリに挑戦してみました
【メルカリへの出品】
以前よりメルカリへの登録は行っておりましたが、今まで使用した事なく48歳にして初体験
主にビジネス系の本が自宅に大量にありましたので、20冊程をとりえずは出品しました
出品は意外と簡単でした
①バーコードを撮影⇒②バーコードから勝手に商品データが読み込まれる⇒③出品商品の写真を2枚ほど撮影⇒④メルカリの過去データより推奨価格が出る⇒⑤価格を決めて出品
慣れれば1分程でおじさんにも簡単に出来る作業でした
【5冊販売】
金曜日の夜より20冊ほど出品しまして、土日で5冊が販売出来ました
売れる本は出品後、1時間程度で売却の通知が着て「発想の準備を」的なメッセージへと切り替わります
販売のスピードにビックリしました
恐らくユーザーがWishリストか何かを登録していて、欲しい商品が出品されたら即座に通知が行くようになっているのでしょう
逆に言えば売れていない商品はWishリストに入れている人が居ないのでしょうから、2,3日で売れない物は、ずっと売れないのではないでしょうか
【配送】
配送も意外と簡単でした
近所のローソンにはメルカリ等の配送専門のボックスが置いてあり、携帯のバーコードを読み込めば配送用シールを印字してくれます
シールを張って、配送専門ボックスに入れて終了です
【結論】
5冊売って4,000円程度にしかなりませんが、単純に捨てるよりもエコで良いですね
しかも多少でもお金になるのは少し楽しいです
今後も不用品はとりあえずメルカリで出してみてから捨てる習慣がつきそうです
生活費(税金編)
セミリタイア後の生活費を検証する中で税金についての検討しました
【税金の基本は所得税と住民税】
収入があれば税金の納税義務が発生します
サラリーマン時代は会社が勝手に計算して、控除された金額が振り込まれてきましたが、セミリタイア後は自分で支払う必要があります
所得に対する税金の基本は「所得税」と「住民税」です
どちらも所得に対して掛かる税金ですが計算方法が若干異なります
【所得税の計算】
所得税の計算方法は
課税所得金額 総所得額-社会保険料控除-生命保険料等
所得税計算 課税所得金額-基礎控除48万円-給与所得控除55万円
つまりは課税所得金額が103万円を超えない限り所得税は発生致しません
私の場合は年間50万円を想定していますので、上記に従えば
課税所得金額 50万円-27万円(社会保険料)-12万円(生命保険料)=11万円
ですので、計算するまでもなく所得税を払わない上限の103万円を超えません
【住民税の計算】
住民税は「所得割額」と「均等割額」を合算したものが納税額となります
住民税=所得割額+均等割額
均等割額は所得に関わらず配分される額ですので、所得税と異なり低所得者も支払が必要となります
※低所得者の非課税対応は後程記載
所得金額 総所得額-給与所得控除65万円
課税所得額 所得金額-社会保険料等-基礎控除33万円-配偶者控除等々
所得税計算 課税所得額×10%+均等割額
つまりは課税所得金額が98万円を超えない限り均等割額のみが住民税となります
私の住む台東区の場合、均等割額は月5,000円となっております
しかしながら低所得者のために免除や軽減の仕組みが導入されており
扶養親族なしの場合は給与所得控除後の「所得金額」が35万円以下は免除となております
私の場合は年間50万円を想定していますので、上記に従えば
所得金額 50万円-65万円(給与所得控除)=▲15万円
ですので、計算するまでもなく住民税の均等割すら支払わなくて良いレベルです
【結論】
アルバイト収入は約100万円以内に抑えれば税金は一切発生しない
なお、私は株式投資を行っており特定口座を使っているので、この源泉徴収は証券口座より別途支払う必要があります
生活費(国民健康保険編)
セミリタイア後の生活費を検証する中で国民健康保険の保険料が判りにくく、地味にコストが掛かっています
国民健康保険料の支払いについてもう少し理解を深めたいと思います
【国民健康保険料は市区町村により異なります】
国民健康保険は市区町村が運営しております
仮に国民健康保険に入らなければ治療費も全額自己負担でしょうから、高齢になればなるほど必須となる保険です
「国民」と言いながらも市区町村が運営しているので、保険料や免除条件も市区町村によりバラバラです
例えば年収400万円の独身35歳の国民健康保険料は
広島市の場合は年間63万円、東京23区の場合は35万円、豊田市の場合は29万円となっており、実に2倍以上の差があります
【私が住んでいる台東区の場合】
(保険料計算式)
基礎金額 総所得-33万円×加入人数(我が家は2名)
医療分 基礎金額×7.14%+39,900円×加入人数
後期高齢者支援 基礎金額×2.29%+12,900円×加入人数
介護保険 基礎金額×1.99%+15,600円×加入人数
※介護保険は40-64歳までが対象です
セミリタイア後の想定では夫婦で年間100万円をバイトで稼ぐ想定ですので
基礎金額は100万円-66万円=34万円となります
保険料は
医療分 340,000×7.14%+39,900×2=104,076円
後期高齢者支援 340,000×2.29%+12,900×2=35,660円
介護保険 340,000×1.99%+15,600×2=37,966円
合計177,702円を年間に支払う必要があります
(軽減/免除)
多くの市区町村では低所得者のために軽減措置が設けられています
台東区では所得に応じて「均等割り」部分の権限措置があります
※上記では「39,900×2」、「12,900×2」、「15,600×2」にあたる部分
<台東区均等割り額の軽減措置>
【私の国民健康保険料】
セミリタイア後の想定では夫婦で年間100万円をバイトで稼ぐ想定ですので2割軽減が適用されます
軽減措置後の私の保険料は
医療分 340,000×7.14%+31,920×2=88,116円
後期高齢者支援 340,000×2.29%+10,320×2=28,426円
介護保険 340,000×1.99%+12,480×2=31,726円
合計148,268円を年間に支払う必要があります
満額の場合は177,702円でしたので、満額払うよりも30千円安くなりました
年間100万円を稼ぐのではなく、90万円で抑えた場合は合計109,302円の支払いとなります
収入は10万円減少しますが、保険料が23千円安くなります
【結論】
夫婦二人で年間100万円稼いだ場合の台東区での健康保険料は年148,268円、月々約12千円となる
稼ぐのであれば90万円、137万円の軽減措置の壁を意識する
生活費(国民年金編)
セミリタイア後の生活費を検証する中で国民年金の支払いが大きなウェイトを占める事が判りました
国民年金の支払いについてもう少し理解を深めたいと思います
【私は国民年金を払います】
国民年金の支払いは義務です
支払うべき費用ですが、低所得者には免除という方法も選択肢として用意されています
条件として所得が92万円以下であれば免除可能だそうです
しかし、全額免除となった場合には免除期間中の年金額算定が通常の1/2になるそうなので注意が必要です
国民年金の保険料は令和2年時点で一人16,540円となります
10年前は15,000円程度でしたので年間で平均1%づつ値上げされています
私が60歳になる10年後には18,000円程度になっている可能性が高いです
また、国民年金には「付加保険」があります
通常の国民年金保険料に月々400円を上乗せすれば、将来受給する年金額を増やせます
増やせる年間の年金額は「200円×付加保険料納付月数」で計算します
50歳から国民年金に入る私は60歳になるまで保険料を支払いますので
200円×120ヶ月=年24,000円 の年金増加となります
【夫婦二人で34,000円の支払い】
国民年金+付加保険に夫婦で加入を予定する方は月34,000円の支払いが必要です
将来の保険料改定を考慮すれば月35,000円程で見積もっていた方が良いかもしれません
年42万円の支払い。さすがに年額にすると家計を圧迫しますね
長生きのリスクを考えると、少しでも将来貰える年金を増やしたい。それが心の安定につながると考えるタイプですので、免除申請せずに国民年金保険料を払い続けたいと考えています
【厚生年金保険料】
ちなみに現在会社経由で支払っている厚生年金保険料ですが、標準報酬月額が最上限に位置づけられていますので、月56,730円でした
半額負担している会社分を加味すると年間136万円の支払いです
更に今年から上限が引き上げられますので、年間143万円まで増加する見込みです
給料天引きって恐ろしい制度ですね
給料明細もWebとなり、意識して保険料や税金を見る機会が無くなりましたが、皆さまも一度チェックしてみて下さい
生活費の検証
セミリタイア後の生活費を検証します
私の想定では遊興費を除き通常生活を送る上での生活費は50-59歳までは30万円
60歳以降は26.4万円と想定しました
実際がどうなのか検証したいと思います
【一般家庭はどうなっているのか?】
総務省の「家計調査年報(家計収支編)」によると、2018年の高齢者夫婦無職世帯の生活費は月々約23.6万円だそうです
これに税金や社会保険料などの支出が月平均29,092円発生しますので、実際には月26.5万円が必要となります
<高齢者夫婦無職世帯の生活費> 単位:円
【我が家に合わせて調整してみる】
(住居費)
住居費ですが、我が家は分譲マンションです
修繕積立金や管理費、町会費等で月4万円の支出です
一般家庭の3倍程度必要となります
また、固定資産税が月1万程度発生しています
(教育娯楽/その他)
教育娯楽/その他は別途計上予定ですので我が家ではカットします
(税/社会保険)
59歳までは国民年金に夫婦で加入予定です。ついでに付加保険も入る予定ですので、月間3万4千円程必要となります。
国民健康保険にも入らなければならないため、月間2万円が必要となります
※国民健康保険料はややこしくて正確な保険料は今後の検討課題です
税金は70歳まで発生しない前提です。年間夫婦で100万円程度のアルバイト収入ですので税金は発生しないと想定しています
<我が家の想定生活費> 単位:円
【結論】
想定した50-59歳まで月30万円、60歳以降は月26.4万円であれば十分に行ける気がします
現状の月々食費も6万5千円掛かっていませんし、交通/通信費も1.6万程度です
これらを考慮すれば更に2万円程少なく出来る可能性があります
私の人生プランと必要資産
セミリタイアに必要な資産を計算するにあたり、私の人生プランを改めて考えてみました
【私の属性】
・妻帯者である(夫婦二人/専業主婦)
・持ち家(築25年の分譲マンション)
管理費、修繕積立金、固定資産税が月5万円掛かっています
・ケチケチした生活はしたくない(そもそも貧乏性ですので贅沢はしない)
・年に数度は日本、海外で長期滞在や旅行がしたい
・心配性なので余裕資金は十分にもっておきたい
・90歳までは生きる可能性があるのではないかと思っている
ただし、75歳超えたら病気はしないが遊びまわる元気は衰える
・週に2回程度の単発バイトなら65歳まではやる気
・実家は公務員の両親だったので金銭的面倒を見る必要はない
・50歳でリタイアした場合、夫婦の年金は21万円/月
繰下げ受給をして70歳で貰う予定
【必要資金】
<50歳~59歳>
(費用)
生活費 30万円×12ヵ月×10年=3,600万円
遊興費 年間240万円(月20万円)×10年=2,400万円
(収入)
バイト代 10万円(夫婦二人)×8ヵ月(残り4ヵ月は旅行)×10年=800万円
<60歳~69歳>
(費用)
生活費 26.4万円×12ヵ月×10年=3,168万円
遊興費 年間240万円(月20万円)×10年=2,400万円
(収入)
バイト代 10万円(夫婦二人)×8ヵ月×5年(65歳で終了)=400万円
<70歳~74歳>
(費用)
生活費 26.4万円×12ヵ月×5年=1,584万円
遊興費 年間240万円(月20万円)×5年=1,200万円
(収入)
年金 14.5万円(私のみ)×12ヵ月×3年-1.42(繰下げ受給倍率)=741万円
年金 21万円(夫婦)×12ヵ月×2年-1.42(繰下げ受給倍率)=715万円
<75歳~89歳>
(費用)
生活費 26.4万円×12ヵ月×15年=4,752万円
遊興費 年間120万円(月10万円)×10年(85歳からは引き籠り)=1,200万円
(収入)
年金 21万円(夫婦)×12ヵ月×15年-1.42(繰下げ受給倍率)=3,780万円
<余裕資金>
根拠はありませんが2,000万円は確保しておきたい
【結果発表】
想定の人生プランを送るためには、資産として約1億6千万円が必要となりました
もっと考えると、現時点での物価を前提に計算しているため、さらに余裕を持つとすれば2億円程の資産があれば盤石な人生が送れそうです