セミリタイアにはどの程度の資産が必要か?②
「セミリタイアにはどの程度の資産が必要か?」
色々な記事やブログで5千万円だの1億円だのと記載されております
私も散々記事を読みましたが、たどり着いた結論は十人十色
その人のライフスタイルは環境に大きく左右されると思います
前回に引き続きライフスタイル別の資産状況を検討していきたいと思います
【妻帯者(夫婦二人)+持ち家+余暇を楽しみたい+完全リタイア+ビビリ】
私の状況にダブらせながらの属性設定です
「余暇を楽しみたい」とは
余裕を持った生活費と年間4回程度の海外旅行を私は希望してますので、これを前提とします
支出は夫婦二人であれば30万円あれば余裕をもって生活できると考えています
「30万円は多すぎでは?」と思われるかもしれませんが、
月々5万円は社会保険料ですので、実際には25万円での生活となります
サラリーマンをしていると気にならないのですが、50-59歳までは国民年金への加入が必要ですので月に36,000円、健康保険も加入しなければならないので全て含めて5万円が必要になります
また、私は分譲マンションに住んでいますが修繕積立金や管理費等々で4万円ほど取られています
50-59歳 30万円×12ヵ月×10年=3,600万円
60-85歳 26.4万円×12ヵ月×25年=7,920万円
「余暇を楽しみたい」ですが、リタイア後の人生を謳歌するためにも、年間4回程度海外旅行に行きたいのです
さすがに75歳を超えてまでは厳しいと思いますので、75歳以降は年2回の国内旅行を楽しみます
50歳-74歳 30万円×2名分×年4回×25年=6,000万円
75歳-85歳 10万円×2名分×年2回×10年=400万円
「ビビリ」の私は常に余裕資金として2,000万円程度保有しておきたいのです
何か突発的な事が起きた場合に備えておけば安心の老後
余裕資金 2,000万円
支出は単純計算で3,600万円+7,920万円+6,000万円+400万円+2,000万円=19,920万円
ざっと2億円が必要となります
収入はサラリーマンなら65歳から年金が月々10万程度貰えます
妻も65歳から月々6.5万程度貰えます
16.5万円×12ヶ月×20年(65歳から85歳まで)=3,960万円
支出19,920万円-収入3,960万円=15,960万円
つまり、「妻帯者(夫婦二人)+持ち家+余暇を楽しみたい+完全リタイア+ビビリ」の人は資産が約1億6千万円無ければリタイア可能出来ません
極端な事例ですが前回でも記載しましたが、属性により800万円でセミリタイア出来る人もいれば、1億6千万円必要な人もいます
自分がどのような属性で、今後どのような生活を送りたいかにより必要な資産は大きく変わるのです