リタイア準備(メルカリで処分)
50歳でセミリタイアを前提に不要な物を処分しております
単にゴミとして出すのも大変ですし、新しい事への取組として48歳でメルカリに挑戦してみました
【メルカリへの出品】
以前よりメルカリへの登録は行っておりましたが、今まで使用した事なく48歳にして初体験
主にビジネス系の本が自宅に大量にありましたので、20冊程をとりえずは出品しました
出品は意外と簡単でした
①バーコードを撮影⇒②バーコードから勝手に商品データが読み込まれる⇒③出品商品の写真を2枚ほど撮影⇒④メルカリの過去データより推奨価格が出る⇒⑤価格を決めて出品
慣れれば1分程でおじさんにも簡単に出来る作業でした
【5冊販売】
金曜日の夜より20冊ほど出品しまして、土日で5冊が販売出来ました
売れる本は出品後、1時間程度で売却の通知が着て「発想の準備を」的なメッセージへと切り替わります
販売のスピードにビックリしました
恐らくユーザーがWishリストか何かを登録していて、欲しい商品が出品されたら即座に通知が行くようになっているのでしょう
逆に言えば売れていない商品はWishリストに入れている人が居ないのでしょうから、2,3日で売れない物は、ずっと売れないのではないでしょうか
【配送】
配送も意外と簡単でした
近所のローソンにはメルカリ等の配送専門のボックスが置いてあり、携帯のバーコードを読み込めば配送用シールを印字してくれます
シールを張って、配送専門ボックスに入れて終了です
【結論】
5冊売って4,000円程度にしかなりませんが、単純に捨てるよりもエコで良いですね
しかも多少でもお金になるのは少し楽しいです
今後も不用品はとりあえずメルカリで出してみてから捨てる習慣がつきそうです
生活費(税金編)
セミリタイア後の生活費を検証する中で税金についての検討しました
【税金の基本は所得税と住民税】
収入があれば税金の納税義務が発生します
サラリーマン時代は会社が勝手に計算して、控除された金額が振り込まれてきましたが、セミリタイア後は自分で支払う必要があります
所得に対する税金の基本は「所得税」と「住民税」です
どちらも所得に対して掛かる税金ですが計算方法が若干異なります
【所得税の計算】
所得税の計算方法は
課税所得金額 総所得額-社会保険料控除-生命保険料等
所得税計算 課税所得金額-基礎控除48万円-給与所得控除55万円
つまりは課税所得金額が103万円を超えない限り所得税は発生致しません
私の場合は年間50万円を想定していますので、上記に従えば
課税所得金額 50万円-27万円(社会保険料)-12万円(生命保険料)=11万円
ですので、計算するまでもなく所得税を払わない上限の103万円を超えません
【住民税の計算】
住民税は「所得割額」と「均等割額」を合算したものが納税額となります
住民税=所得割額+均等割額
均等割額は所得に関わらず配分される額ですので、所得税と異なり低所得者も支払が必要となります
※低所得者の非課税対応は後程記載
所得金額 総所得額-給与所得控除65万円
課税所得額 所得金額-社会保険料等-基礎控除33万円-配偶者控除等々
所得税計算 課税所得額×10%+均等割額
つまりは課税所得金額が98万円を超えない限り均等割額のみが住民税となります
私の住む台東区の場合、均等割額は月5,000円となっております
しかしながら低所得者のために免除や軽減の仕組みが導入されており
扶養親族なしの場合は給与所得控除後の「所得金額」が35万円以下は免除となております
私の場合は年間50万円を想定していますので、上記に従えば
所得金額 50万円-65万円(給与所得控除)=▲15万円
ですので、計算するまでもなく住民税の均等割すら支払わなくて良いレベルです
【結論】
アルバイト収入は約100万円以内に抑えれば税金は一切発生しない
なお、私は株式投資を行っており特定口座を使っているので、この源泉徴収は証券口座より別途支払う必要があります
生活費(国民健康保険編)
セミリタイア後の生活費を検証する中で国民健康保険の保険料が判りにくく、地味にコストが掛かっています
国民健康保険料の支払いについてもう少し理解を深めたいと思います
【国民健康保険料は市区町村により異なります】
国民健康保険は市区町村が運営しております
仮に国民健康保険に入らなければ治療費も全額自己負担でしょうから、高齢になればなるほど必須となる保険です
「国民」と言いながらも市区町村が運営しているので、保険料や免除条件も市区町村によりバラバラです
例えば年収400万円の独身35歳の国民健康保険料は
広島市の場合は年間63万円、東京23区の場合は35万円、豊田市の場合は29万円となっており、実に2倍以上の差があります
【私が住んでいる台東区の場合】
(保険料計算式)
基礎金額 総所得-33万円×加入人数(我が家は2名)
医療分 基礎金額×7.14%+39,900円×加入人数
後期高齢者支援 基礎金額×2.29%+12,900円×加入人数
介護保険 基礎金額×1.99%+15,600円×加入人数
※介護保険は40-64歳までが対象です
セミリタイア後の想定では夫婦で年間100万円をバイトで稼ぐ想定ですので
基礎金額は100万円-66万円=34万円となります
保険料は
医療分 340,000×7.14%+39,900×2=104,076円
後期高齢者支援 340,000×2.29%+12,900×2=35,660円
介護保険 340,000×1.99%+15,600×2=37,966円
合計177,702円を年間に支払う必要があります
(軽減/免除)
多くの市区町村では低所得者のために軽減措置が設けられています
台東区では所得に応じて「均等割り」部分の権限措置があります
※上記では「39,900×2」、「12,900×2」、「15,600×2」にあたる部分
<台東区均等割り額の軽減措置>
【私の国民健康保険料】
セミリタイア後の想定では夫婦で年間100万円をバイトで稼ぐ想定ですので2割軽減が適用されます
軽減措置後の私の保険料は
医療分 340,000×7.14%+31,920×2=88,116円
後期高齢者支援 340,000×2.29%+10,320×2=28,426円
介護保険 340,000×1.99%+12,480×2=31,726円
合計148,268円を年間に支払う必要があります
満額の場合は177,702円でしたので、満額払うよりも30千円安くなりました
年間100万円を稼ぐのではなく、90万円で抑えた場合は合計109,302円の支払いとなります
収入は10万円減少しますが、保険料が23千円安くなります
【結論】
夫婦二人で年間100万円稼いだ場合の台東区での健康保険料は年148,268円、月々約12千円となる
稼ぐのであれば90万円、137万円の軽減措置の壁を意識する
生活費(国民年金編)
セミリタイア後の生活費を検証する中で国民年金の支払いが大きなウェイトを占める事が判りました
国民年金の支払いについてもう少し理解を深めたいと思います
【私は国民年金を払います】
国民年金の支払いは義務です
支払うべき費用ですが、低所得者には免除という方法も選択肢として用意されています
条件として所得が92万円以下であれば免除可能だそうです
しかし、全額免除となった場合には免除期間中の年金額算定が通常の1/2になるそうなので注意が必要です
国民年金の保険料は令和2年時点で一人16,540円となります
10年前は15,000円程度でしたので年間で平均1%づつ値上げされています
私が60歳になる10年後には18,000円程度になっている可能性が高いです
また、国民年金には「付加保険」があります
通常の国民年金保険料に月々400円を上乗せすれば、将来受給する年金額を増やせます
増やせる年間の年金額は「200円×付加保険料納付月数」で計算します
50歳から国民年金に入る私は60歳になるまで保険料を支払いますので
200円×120ヶ月=年24,000円 の年金増加となります
【夫婦二人で34,000円の支払い】
国民年金+付加保険に夫婦で加入を予定する方は月34,000円の支払いが必要です
将来の保険料改定を考慮すれば月35,000円程で見積もっていた方が良いかもしれません
年42万円の支払い。さすがに年額にすると家計を圧迫しますね
長生きのリスクを考えると、少しでも将来貰える年金を増やしたい。それが心の安定につながると考えるタイプですので、免除申請せずに国民年金保険料を払い続けたいと考えています
【厚生年金保険料】
ちなみに現在会社経由で支払っている厚生年金保険料ですが、標準報酬月額が最上限に位置づけられていますので、月56,730円でした
半額負担している会社分を加味すると年間136万円の支払いです
更に今年から上限が引き上げられますので、年間143万円まで増加する見込みです
給料天引きって恐ろしい制度ですね
給料明細もWebとなり、意識して保険料や税金を見る機会が無くなりましたが、皆さまも一度チェックしてみて下さい
生活費の検証
セミリタイア後の生活費を検証します
私の想定では遊興費を除き通常生活を送る上での生活費は50-59歳までは30万円
60歳以降は26.4万円と想定しました
実際がどうなのか検証したいと思います
【一般家庭はどうなっているのか?】
総務省の「家計調査年報(家計収支編)」によると、2018年の高齢者夫婦無職世帯の生活費は月々約23.6万円だそうです
これに税金や社会保険料などの支出が月平均29,092円発生しますので、実際には月26.5万円が必要となります
<高齢者夫婦無職世帯の生活費> 単位:円
【我が家に合わせて調整してみる】
(住居費)
住居費ですが、我が家は分譲マンションです
修繕積立金や管理費、町会費等で月4万円の支出です
一般家庭の3倍程度必要となります
また、固定資産税が月1万程度発生しています
(教育娯楽/その他)
教育娯楽/その他は別途計上予定ですので我が家ではカットします
(税/社会保険)
59歳までは国民年金に夫婦で加入予定です。ついでに付加保険も入る予定ですので、月間3万4千円程必要となります。
国民健康保険にも入らなければならないため、月間2万円が必要となります
※国民健康保険料はややこしくて正確な保険料は今後の検討課題です
税金は70歳まで発生しない前提です。年間夫婦で100万円程度のアルバイト収入ですので税金は発生しないと想定しています
<我が家の想定生活費> 単位:円
【結論】
想定した50-59歳まで月30万円、60歳以降は月26.4万円であれば十分に行ける気がします
現状の月々食費も6万5千円掛かっていませんし、交通/通信費も1.6万程度です
これらを考慮すれば更に2万円程少なく出来る可能性があります
私の人生プランと必要資産
セミリタイアに必要な資産を計算するにあたり、私の人生プランを改めて考えてみました
【私の属性】
・妻帯者である(夫婦二人/専業主婦)
・持ち家(築25年の分譲マンション)
管理費、修繕積立金、固定資産税が月5万円掛かっています
・ケチケチした生活はしたくない(そもそも貧乏性ですので贅沢はしない)
・年に数度は日本、海外で長期滞在や旅行がしたい
・心配性なので余裕資金は十分にもっておきたい
・90歳までは生きる可能性があるのではないかと思っている
ただし、75歳超えたら病気はしないが遊びまわる元気は衰える
・週に2回程度の単発バイトなら65歳まではやる気
・実家は公務員の両親だったので金銭的面倒を見る必要はない
・50歳でリタイアした場合、夫婦の年金は21万円/月
繰下げ受給をして70歳で貰う予定
【必要資金】
<50歳~59歳>
(費用)
生活費 30万円×12ヵ月×10年=3,600万円
遊興費 年間240万円(月20万円)×10年=2,400万円
(収入)
バイト代 10万円(夫婦二人)×8ヵ月(残り4ヵ月は旅行)×10年=800万円
<60歳~69歳>
(費用)
生活費 26.4万円×12ヵ月×10年=3,168万円
遊興費 年間240万円(月20万円)×10年=2,400万円
(収入)
バイト代 10万円(夫婦二人)×8ヵ月×5年(65歳で終了)=400万円
<70歳~74歳>
(費用)
生活費 26.4万円×12ヵ月×5年=1,584万円
遊興費 年間240万円(月20万円)×5年=1,200万円
(収入)
年金 14.5万円(私のみ)×12ヵ月×3年-1.42(繰下げ受給倍率)=741万円
年金 21万円(夫婦)×12ヵ月×2年-1.42(繰下げ受給倍率)=715万円
<75歳~89歳>
(費用)
生活費 26.4万円×12ヵ月×15年=4,752万円
遊興費 年間120万円(月10万円)×10年(85歳からは引き籠り)=1,200万円
(収入)
年金 21万円(夫婦)×12ヵ月×15年-1.42(繰下げ受給倍率)=3,780万円
<余裕資金>
根拠はありませんが2,000万円は確保しておきたい
【結果発表】
想定の人生プランを送るためには、資産として約1億6千万円が必要となりました
もっと考えると、現時点での物価を前提に計算しているため、さらに余裕を持つとすれば2億円程の資産があれば盤石な人生が送れそうです
セミリタイアにはどの程度の資産が必要か?②
「セミリタイアにはどの程度の資産が必要か?」
色々な記事やブログで5千万円だの1億円だのと記載されております
私も散々記事を読みましたが、たどり着いた結論は十人十色
その人のライフスタイルは環境に大きく左右されると思います
前回に引き続きライフスタイル別の資産状況を検討していきたいと思います
【妻帯者(夫婦二人)+持ち家+余暇を楽しみたい+完全リタイア+ビビリ】
私の状況にダブらせながらの属性設定です
「余暇を楽しみたい」とは
余裕を持った生活費と年間4回程度の海外旅行を私は希望してますので、これを前提とします
支出は夫婦二人であれば30万円あれば余裕をもって生活できると考えています
「30万円は多すぎでは?」と思われるかもしれませんが、
月々5万円は社会保険料ですので、実際には25万円での生活となります
サラリーマンをしていると気にならないのですが、50-59歳までは国民年金への加入が必要ですので月に36,000円、健康保険も加入しなければならないので全て含めて5万円が必要になります
また、私は分譲マンションに住んでいますが修繕積立金や管理費等々で4万円ほど取られています
50-59歳 30万円×12ヵ月×10年=3,600万円
60-85歳 26.4万円×12ヵ月×25年=7,920万円
「余暇を楽しみたい」ですが、リタイア後の人生を謳歌するためにも、年間4回程度海外旅行に行きたいのです
さすがに75歳を超えてまでは厳しいと思いますので、75歳以降は年2回の国内旅行を楽しみます
50歳-74歳 30万円×2名分×年4回×25年=6,000万円
75歳-85歳 10万円×2名分×年2回×10年=400万円
「ビビリ」の私は常に余裕資金として2,000万円程度保有しておきたいのです
何か突発的な事が起きた場合に備えておけば安心の老後
余裕資金 2,000万円
支出は単純計算で3,600万円+7,920万円+6,000万円+400万円+2,000万円=19,920万円
ざっと2億円が必要となります
収入はサラリーマンなら65歳から年金が月々10万程度貰えます
妻も65歳から月々6.5万程度貰えます
16.5万円×12ヶ月×20年(65歳から85歳まで)=3,960万円
支出19,920万円-収入3,960万円=15,960万円
つまり、「妻帯者(夫婦二人)+持ち家+余暇を楽しみたい+完全リタイア+ビビリ」の人は資産が約1億6千万円無ければリタイア可能出来ません
極端な事例ですが前回でも記載しましたが、属性により800万円でセミリタイア出来る人もいれば、1億6千万円必要な人もいます
自分がどのような属性で、今後どのような生活を送りたいかにより必要な資産は大きく変わるのです
セミリタイアにはどの程度の資産が必要か?①
「セミリタイアにはどの程度の資産が必要か?」
色々な記事やブログで5千万円だの1億円だのと記載されております
私も散々記事を読みましたが、たどり着いた結論は十人十色
その人のライフスタイルは環境に大きく左右されると思います
総務省の「家計調査年報(家計収支編)」によると、2018年の高齢者一人暮らし世帯の生活費は月々約16万円だそうです
支出は単純計算で16万円×12ヶ月×35年(85歳まで)=6,720万円となります
ミニマリストであればもっと少なく出来そうですから、5,000万円とします
収入はサラリーマンなら65歳から年金が月々10万程度貰えます
10万円×12ヶ月×20年(65歳から85歳まで)=2,400万円
更にセミリタイアですので、50歳から65歳まで月々10万円程度のアルバイトをすると、10万円×12ヶ月×15年(50歳から65歳まで)=1,800万円
支出5,000万円-収入(2,400万円+1,800万円)=800万円
つまり、「独身+実家(持ち家)+ミニマリスト+セミリタイア」の人は資産が800万円あればセミリタイア可能となります
私は「妻帯者+持ち家+人生楽しみたい+セミリタイア」の属性をもつタイプですので、800万円の資産では2年程度でセミリタイアからリタイアしかねません
資産状況
現在の資産状況は以下の通り
【金融資産】
ネット証券⇒9,400万円
投資運用を行っていますが、短期での運用かつ1投資につき1,000万円程度ですので、大きく減る事も無いかわりに、大きく増える事もありません
少しづつキャピタルゲインを狙っております
配当収入は0円です
現金及び現金同等物
銀行⇒1,900万円
WealthNavi⇒270万円
銀行には1,900万円を置いております。また、月々36万づつWealthNaviを介して資産運用中
現在のWealthNaviは5%のプラスとなっています
【不動産】
自宅⇒4,000万円?
自宅は山手線の御徒町駅徒歩5分に70㎡のマンションを持っています。
住宅ローンは完済済みですが、修繕積立金や管理費で月々4万円程支払っています
リーマンショックの後、底値で購入しました。最近の不動産市況から買値と同等の4千万円で売れるのではないかと勝手に考えています
【その他】
退職金⇒700万円?
多分、この程度ではないかと思います。少ないですね
年金⇒14万7千円/月
年金定期便で確認した50歳で退職した場合の年金額です。
嫁が7万円/月程度の支給額ですので、二人で21万5千円を受け取れる計算です
嫁のへそくり⇒1,000万円超
嫁が派遣の仕事で貯めたへそくりが1,000万円を超えているはずです
これは私のではないので、知らんぷりしています