IPO当選からの辞退
セミリタイアを目指すにあたり、株式投資による資産運用を実施しております
今回、新規上場株式の公募(IPO)に当選致しました
【IPO対策】
IPOは80-90%の確率で利益を得られる投資手法だけあり、競争率は非常に高く、当選確率は0.5%-5%程度と言われております
初値が暴騰しそうな銘柄は当選確率も低く、大型株と呼ばれる大量の株式がマーケットに供給されるIPOは当選し易いものの、初値の上昇も限定的です
IPOは、その都度指摘証券会社ごとに購入権が分配される仕組みになっており、証券会社ごとに抽選を行い、当選者のみが購入できる仕組みとなっております
私は多くの証券会社を使って当選の回数を増やす対策をしております
例えば、SBI証券から申込した場合、抽選は1回のみですので、当選確率は1%だとすると、SBI証券、マネックス、楽天証券、野村證券、大和証券etc......
10社から申込すれば、抽選はそれぞれの証券会社で行いますので10回抽選される、当選確率は10倍となります
※正確には幹事証券会社や抽選方法など色々とあります
私の場合は10社の証券会社に口座を開いており、100万円程度を入金しておりますので、IPOのたびにそれぞれの証券会社より申し込みをしております
【当選したIPO銘柄】
ダイレクトマーケティングミックス(7354)
10月5日上場予定
仮条件 2,400円~2,980円
公簿価格 2,700円
売出株数 9,022,700株
この銘柄がIPO当選したのですが、残念ながら辞退致しました
※2社からそれぞれ100株づつ当選しました
【辞退した理由】
辞退した理由は2点
①公簿価格が仮条件の上限を下回ったため
通常、公募価格は仮条件の上限(2,980円)となる事が多いです
公募価格は仮条件を決めて、その範囲内で購入を規模する投資家の注文をヒアリングして決定します
多くのIPO銘柄の場合、仮条件の上限で購入者が殺到するため、公募価格=仮条件の上限となります
しかし、人気が無いIPO銘柄は仮条件の上限では投資家が購入を希望しないため、公募価格を下げて購入者を募集します
仮条件の上限≠公募価格となった場合、初値は大きく上昇しない事が多くなっています
②売出株数
今回の売出株数は9,022,700株となり、理論上9万人の投資家が当選する事となります
IPOは公募価格で購入して、初値で売るのが鉄則です
初値が上昇する理由は、単純化するとIPOで当選しなかった投資家が上場時に購入したいと買付するからです
上場時には当選者しか株を持っていませんので、需給が需要サイドに傾いて初値は上昇します
しかし、今回は9万人の投資家が既に当選していますので、新たにこの会社の株を購入したいと考える人は既に株を持っている人が多く、需要は限定的
一方で初値で売りたい人は多く存在しますので、供給は多くなり需給バランスが供給サイドに傾いて初値は上がらない事が懸念されます
【当選辞退】
上記の理由から今回のIPO当選は見送りとしました
今年に入り6回目の当選ですが、今回を含めて2回は辞退しております
前回は3月末の当選でコロナで株価が1万7千円まで落ちた時期でした
今回も初値が上昇する可能性もありますが、リスクを考えると張り切って申込する程の銘柄ではないと考えて辞退します