50歳からのセミリタイアへの道

48歳の私が50歳でのセミリタイアを目指します

みずほ銀行が理想の職場?

昨日、みずほフィナンシャルグループは希望する社員に週休3日や週休4日で働く制度を導入する方針を発表しました

 

【制度概要】

適用会社  みずほ銀行 みずほ信託銀行 みずほ証券等 6社

対象範囲  4万5千人程度

給料    週休3日⇒基本給の80%

      週休4日⇒基本給の60%

その他   詳細不明

news.yahoo.co.jp

 

【理想の職場】

セミリタイアを希望する私にとっては理想の職場環境と言えます

特に週休4日となれば、土日は当然休み、火曜日、木曜日を休みとすれば、月・水・金と1日仕事をするたびに休みが入ります

肉体的には仕事の翌日に休めるため、健康的な生活を送れる気がします

仕事的にも週3日はハードな業務をこなしても、翌日に休みとなれば頑張れる気がします

 

【疑問点】

ニュースでは全員が対象と記載されておりましたが、本当に全員が週休4日のメリットを享受できるのでしょうか?

@年収の保証

⇒みずほの部長級は年収1500-2000万円、課長級で1200-1400万円程度だと思われます

仮に1300万円の課長が週休4日制を希望したとすれば、年収780万円となり気楽に生きるには十分な収入を得る事が可能です

しかしながら、本当に管理職級の人材が本制度を利用することが可能なのでしょうか?

仮に年収800万円程度の40歳が利用した場合、年収480万円となりますので、メガバンクの社員として子育てや家を購入する事は厳しくなると思われます

 

@人事評価に及ぼす影響

⇒週5日仕事をする人材と週3日しか仕事をしない人材で人事評価に及ぼす影響はどの程度でしょうか?

週休4日制を利用する30歳前後の管理職を目指す社員が居たとすれば、この人物を本当に重要なポストにつけるでしょうか?

週休4日を選択した場合には出世を諦める事になるとすれば、これ以上は出世が望めない人しか使えない制度となる事でしょう

 

【現実を考える】

本制度を利用できる社員は少ないのではないでしょうか

・バリバリの管理職は立場を考えると利用出来ない

・将来性を考えれば管理職を目指す立場の社員は利用出来ない

・子育て中や住宅ローンを組んでいる社員は年収の下がり具合を考えれば利用出来ない

・そもそも、50歳以降の銀行員は取引会社に異動させられているので少ない

 

上記を正しいとすれば、利用出来そうな社員は事務職を担っている女性社員が中心となるのではないでしょうか?

 

【人員削減】

ここ数年、各メガバンクは人員削減を打ち出しており、みずほフィナンシャルグループは2026年までに8万人の社員を約6万人減らす計画を打ち出しております

特にITやAI、RPAの導入により事務処理は大幅に削減する予定であり、事務処理を担う社員はダブつくものと見込まれます

 

【一石二鳥】

週休4日制度を利用可能な社員は事務処理をする女性社員が中心ですので、この社員が週休4日制度を利用してくれれば、リストラせずとも人件費は圧縮が可能です

しかも、みずほフィナンシャルグループは先進的な働き方改革の取組が評価されるというおまけも付いてきます

 

【まとめ】

みずほフィナンシャルグループの先進的な取り組みは大いに評価されるべきだと思いますが、一般的な男性会社員は「育児休暇」と同様に使用が難しい制度ではないでしょうか

※介護や育児等での一時的な利用は有効な手段だとおもいますが、セミリタイアの考えを持つ人から見ると疑問が大きいです

 

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